2011年 10月 30日
北畠氏館跡庭園
 自宅から車で約2時間と少し、奈良県と三重県の境、津市美杉町にある「北畠氏館跡庭園」へ行ってきました。
以前から、ここに素晴らしい庭園があるのは知っていて、そのうちに訪れてみようと思っていたのですが、何せ往復4時間、出不精の私には、これは「決断の時間」です。
ましてや、近辺にこれといって他の見所もないし・・・・そんな訳で延ばし延ばしにしていたのですが、秋の気候に誘われて出かけてきました。

 ここは、国の「名勝」にも指定されており、戦国時代の庭園としてはそこそこ有名な庭園なんですが、
車で走っていても、こんなところに本当に庭園があるのぉ?・・・と心細くなってくるような、奥深い鄙びた山村に「北畠神社」があり、その境内の片隅に目指す庭園はありました。
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この神社には、名前の通り、後醍醐天皇の忠臣として「建武の中興」を支えた「神皇正統記」の著者でもある、あの北畠親房とその長男である顕家が祭られているそうです。
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そんなに大きい庭ではあるませんが、力強い石組みと自然の地形を生かした苔むした築山が一体となった素晴らしい庭園です
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いかにも武士好みの野性味ある素朴で豪快な庭園です・・・
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紅葉の時期は見事に色づくんでしょうね・・・その時期にも是非来てみたいものです・・・
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手前の右側の石・・・ウサギのような髭のある動物が目を瞑って水を飲んでいるようにみえませんか?
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一つ一つの石がその後の歴史を語りかけてくるような・・・そんな気になります・・・
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枯山水の庭も凛とした緊張感があっていいですが、やはり、水の流れは心を癒してくれます・・・
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多分、普段はあまり訪れる人もいないのでしょう・・・深い緑と静寂の中、まるで時間の流れが止まったような神秘的なひと時を過ごすことができました・・・
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この庭は、当時の管領である、あの細川高国の手になるといわれ、彼が政争に敗れ自害する前に、かつて身を寄せていた北畠氏宛てに送った辞世の句

  「絵にうつし 石をつくりし海山を 後の世までも 目かれずや見む」

は、この庭園のことを歌ったものといわれている・・・・そうです。(汗々)
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                                                       [9月28日撮影]
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by yusai-takesan | 2011-10-30 15:03 | その他風景


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